釈迦に説法

幸せについて考えてみる。

六道輪廻。

 人生において宗教が出て来る場面があって、あなたは何教なのかと聞かれると、何て答える?僕は仏教と答える。信者というわけではなく、一番面白くてためになるから、と答える。海外留学していた時、僕は仏教徒を増やした自負がある。多くの国の人が面白がってくれた。何故仏教なのかを書いていこうと思う。まず僕は、面白くて自分が納得できないと受け入れない性格で、仏教だけがそれに答えてくれたという事が大きい。キリスト教徒はキリストは我々を許して救って下さる全知全能の唯一の者だと言う。なんだそれ?何がそんなに偉いんだ?受け入れ難い、うん。釈迦はどうなんだ?寝っ転がって一人で天国に行ったらしい。じゃあね、みたいなノリで。うん、好き。絶対友達になれる(笑)。イスラムの人はアラーのために毎日西に向かってひざまずき、お祈りしてた。コーランを読んで勉強してた。答えがまるで決まっているかの様に。自分なりの答えじゃダメなのかな?うん、受け入れ難い。天邪鬼だから。釈迦はどうだ?本とか経典とか書いてないらしい。勝手にすればというスタンスらしい。うん、大好き。クラスにいて欲しい。(笑)・・・こんな風に色々比べてみた結果、僕は仏教が好きになった。他の宗教を批判する気はない。考え方、フィーリングの問題だ。仏教は丸いんだよね、形で言うと。これといった決めつけはなく、何でも受け入れてしまう。牛を食べても良いし、人より動物を大事にしても良いし。今回は六道輪廻の話を書きます。人は死ぬと六つの世界のどこかに行くという話。聖闘士星矢という漫画を読んだことある人なら話は早い。

”地獄界” ”餓鬼界” ”畜生界” ”修羅界” ”人間界” ”天界” で六道。

死んだ後の話をされても、と思っていたら、これがなんとこの世の話らしい。あなたもこのどこかにいるんですよ、今。さぁどこでしょう?楽しんで考えていきましょう。不謹慎かな?まあ釈迦は許してくれるだろう。まず、地獄。みんなよく聞く名前ですな。だってよく行ってるから。地獄には鬼がいます。鬼は怖い顔をしているから、誰も寄り付きません。だから鬼は独りです。孤独なんです。いつも怒っているあなた、地獄にいますよ。気を付けて。

次は餓鬼界。ガキってよく言いますよね。ここには子供がいます。まだ何も知らないから持ってない物を欲しがってばかりいいます。子供はここに居て良いのです。問題は大人。もう十分持っている物をまだまだ下さいと欲しがります。お金、貴金属、おいしい食べ物、不倫もここにいる人がします。このガキが、と言われていませんか?

次は畜生界。動物がいる所です。人間の様な感情は持っていません。人殺しも借金取りもここにいます。ここの住人に何かされた人は、チクショーと言います。言われていませんか?

次は修羅界。戦いのループする世界です。プライドの高い、他人を認めない人同士が、ここで終わることのない争いを繰り返しています。他人を認めていますか? 

ここまでは全て人が本来いるべき所ではありません。でもいるよね?時々行ってるでしょう?それは間違いだと教えてくれるヒントです。人間は本来、次の人間界を生きています。ここに居ても十分苦しみます。気を抜いたらすぐに違う所へ落ちやすい、危うい所です。じゃあ最後の天界って何なのよ?生きているのに天界?ここが一番引っかかった。たくさん金持っている人?他人に尽くしている人?・・・答えはいつも笑顔で感謝ばかりしている人だそうです。年寄りが多く住んでいます。悟りに近い境地だからです。もうすぐ本当の天国に行くからではありません。(笑)いつもニコニコ笑っているおばあちゃんが荷物を持って歩いていたら、家まで車で乗せてくれる近所の人がいました。おばあちゃんはありがとうと言います。近所の人は自分が良い事をしたと幸せになりました。家に帰って料理をしようとしたら、お嫁さんが私がやりますと言って代わってくれました。おばあちゃんはありがとうと言います。お嫁さんは信頼されていると嬉しくなりました。例えるとこんな人です。天界人は。自分は何もしなくても、ありがとうと言って笑っているだけで他人に助けてもらえて、他人も幸せになる。凄い人達ですね。僕はまだここにいません。未熟だからです。でも住んでみたいと思います。皆さんはどうですか?自分はどこにいて、天界を目指せていますか?天国はこの世にあるかもしれないというお話でした。次回は仏教の知ると楽しい神様のランクの話をしようと思います。釈迦がいかに自分勝手かという話。そしてそんな釈迦だからこそ悟りを開けたという話です。ではまた。