釈迦に説法

幸せについて考えてみる。

不倫。

 世の中には不倫というものが溢れているらしい。男だけの事には限らず、女の人でもしているらしい。不倫は文化なんて恥ずかしい事平気で言っていた時代もあった。考えてみれば、性欲とは人間の三大欲の一つで、眠るのや食べるのと同じ位置づけなのだ。それ自体を否定するのは違う気がする。浮気をせずに結婚生活を送るのは決して当たり前ではなく、努力しないと叶わない。ダイエットと似ていると思う。自分の理想の生活が何なのか考えて、抑える所は抑えないといけない。そもそも結婚をゴールインと言っているのが間違っている。独身生活は終わりだが、結婚生活はこれからスタートするのだ。そこを勘違いしたら努力を忘れ、不倫する事になるだろう。大学受験もそうだし、プロ野球に入団する時も、お祝いの意味で胴上げするのは良いと思うが、大切なのはそれからの生活だ。自分の目標の一つであるスタート地点に立っただけで、まだ何も成し遂げていない。フランス人なんかは、籍を入れない人もいる。それは良い事だと思う。だから彼らは、いつまでもお互いに飽きられない様に努力をするし、結果子供の少子化問題も解決している。日本もこれから籍を入れるのをやめたらどうか。誰かの物になるとかするとかいう考えを改めたら良い。人はいつまでも他人であるし、家族とはただの族であり、グループにすぎないと思っている。仲良しであるべきグループ。極端な事を言うと、気に入らなければ脱退して良いと思っている。親と子になるとまた意味が違うとは思うが、男女の事は色々仕方ない事もある様に思う。人と出会う時期には順番があり、結婚した後にもっと気に入る人に会う事も当然あるだろう。大切なのは、自分が決めた事への誓いである。この人と一生一緒に過ごし、幸せな家庭を築きたいと決めた自分はどこに行ったのかという事。そこに責任を取らないのなら、この後一緒になった人にも責任は持てませんと言っている様なものだ。それでも奥さんと別れて欲しいと言っている別の気持ち悪い女の人もいるみたいだが、きっと同類なのだろう。案外お似合いなのかもしれない、そういった二人は。人間だから失敗する事はあると思う。そういう意味で離婚は良いと思うが、自信や覚悟が無いと感じるなら、籍を入れなければ良いのにと思ってしまう。結婚前に同棲するより何年か結婚生活というものをして、何年か後に改めて結婚式をするとかでも良いのに。別れそうな人の結婚式に呼ばれる友達も、利用される教会も、結構迷惑だと思ってしまう。日本人は法律や形式にこだわるから結構苦労している様に見受けられる。離婚して慰謝料で苦労している人を見ていると、責任とは決して軽くないと思っているし、努力や初心を忘れたら決して良い結果にはならないと知らされる。結婚したいと思われない事ばかり世の中にあふれたら、これから結婚したいと子供たちは思うだろうか。結婚と言うシステムは、とっくに破綻している様に思うのだが。

 不倫は正しい事ではない。一つ一つ決着をつけないからそうなるのであるから、新しく恋してそちらの方が良いと思うのなら、まず離婚してからじゃないのだろうか。離婚もせず自分の欲求だけ満たそうとするから不倫になるのだ。要するにずるいのだ。だから裁判で裁かれるし、多くの人を傷つける。男はすぐ恋をするし、女は人の物でも欲しくなるというのが率直な感想だ。生き物だし、本能だから仕方ない。大切なのはそれを知った上で努力し続ける事だと思う。初心を忘れない事だと思う。不倫したくなっても、離婚する気がないのなら、やめておけ。人間は思い込みの生き物だ。この人が世界一だと自分に思い込ませる事も出来ない人となら、結婚はやめておけ。今まで多くの事例を見て来て、そう思う。不倫を思いとどまった人には、素敵な曲を送ろうと思う。新たに恋する気持ちを美化するのではなく、ただの思い出に変えるために聴くと良い。人を好きになるのはいつだって素敵な事だという事は、変わらず信じている。が、幸せになるのは簡単ではない。だからこそ一生をかけて、僕らは挑み続けている。あなたの伴侶への思い、あなたの新たに好きになった人への思い、その人達からあなたに向けられる思い、全てが報われる事は法律上は無いでしょう。恋するという自然な事を、生活と言う形に変えてゆくのは、あなたの決心なのです。覚悟なのです。くれぐれも判断を間違わぬ様、全ての気持ちを台無しにしない様に願っています。ではまた。

 

  ♪ バラード  /  ケツメイシ

 

涙も乾かぬ 二人なら いっそ君を 強く抱いて

夜風に二人 溶け合うまで 黙ったまま 愛を伝えたい

別れたその夜 また夢に戻ろう 心ゆくまでも 二人で踊ろう

一人きりは 寂しすぎて どうしようもなく 君が好きで

部屋に残る 君の香りが 寂しさを増す 君去った後には

だから 「次は君の家で」 なんて言葉 胸の中 秘めて

逢えない 夜を数えて 切なさのグラスに 愛を注いで

こんなにも 愛しく 想えたのは 君だけ

 

僕が 「逢いたい」と言ったら もしも僕が そう言っていいなら

でも 壊れてしまうの恐くて 臆病な僕は そらす目

離れれば離れるほどに 気持ちは溢れ 流れる様に 

逢えない夜をいくつ越えて この気持ちは いつ君に届け

ガラス越しに 眠れない街並み こんな夜は 君に逢いたい

また静けさに 寄り添う程に 追いかける 甘いキスの余韻

記憶を越え 響くあの声 小さく遠く 夜空に溶け

ため息まじりの バラードじゃ踊れない 君への想い 今届けたい

一人きりより 二人寄り添い 一人きりの日には 電話するよ  

寂しいくせに 何食わぬ顔で 僕を見送る 君が愛しくて

逢えない 夜を数えて 切なさのグラスに 愛を注いで

こんなにも 愛しく 想えたのは 君だけ

 

君と出逢ってから僕は 本当の切なさ覚えたよ

逢いたくて震える 肩を今押さえながら 君の影を 抱きしめたなら

一人酔いしれる 鳴らない携帯のそば

逢えない 夜を数えて 切なさのグラスに 愛を注いで

こんなにも 愛しく 想えたのは 君だけ 今も心の中で

 

電話を切ると静寂の雨 「またね」と何度も響く 夜の果て

寂しさ隠して何も言わず 無邪気な声には 心が痛む

逢いたくても逢えなくて この想いは晴れなくて

あぁ 夜空の向こうの神様 時を戻して 本物の愛なら